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九州日仏学館へ行ってきた。そこでは毎月一度、フランスの曲を紹介する授業があるのだ。私はそこで、15曲の新しい曲を手に入れてきた。担当のフランス人講師が曲とアーティストの解説をし、曲を聴きながらプロモーションビデオなどの映像を見る。
今回久しぶりに行ってみたが、どのアーティストも知らない人ばかりで新しく知ることができた。紹介されたアーティストたちは、未だ大ブレイクはしていない人々だ。だが、彼らは決して若いわけではない。新人として華々しくデビューしたものの、その後、曲を出さなかったり別の演劇などの活動をしていたりしたために売れなかったという経験がある。つまり、扱いとしては新人に近いが、実力のほどはベテランということだ。
彼らは、去年の終わりから今年にかけて曲を出したり、新たな賞を受けたりしている。そんな今年注目の新人アーティストたちを掘り出すような感覚で聞いていくのが、今回のテーマであった。
フランスでは、30歳からアーティストとしてデビューする人は珍しくないらしい。今まで行っていた仕事を辞め歌手の道を選ぶ。今回紹介されたアーティストは、皆、シンガーソングライターでもあるそうだが、転職してその道に進んだという人が多かった。
遅咲きのデビューで知られるのは日本ならば、スガシカオか。私は、彼の曲が好きだ。年齢は関係ないのだ、と思わせてくれる。村上春樹にしろ、あとからゆっくり生まれるアーティストもいるのだということが妙にうれしくなる。そして、年齢を理由にして逃げたり、諦めたりしてはいけないのだとも感じるのだ。
私の場合は、フランス語を学ぶということ、これを決して止めてはいけない、まだできると食いついていかなければならないと感じる。そして、フランス語を通した、物語の世界を深く知っていきたいのだ。年齢は関係ない。フランス語を話し理解することで、自分の中の世界を広げていきたい。それを、遅咲きのアーティストたちから学ぶ。