×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Le souvnir est presque toujours très beau.
ビールを飲んだ。酔うとやたらとフランスにいた僅かな時間を思い出すのは何故だろうか。
フランスでいた時に使っていた机、青く塗られた木でできている。その左側には電気スタンドがあり、右手側にはハイネーケンを置いて。ヌテラというバターとチョコレートとアーモンドを混ぜたような極上のクリームの空の容器を、コップがわりにして、中にビールを注ぐ。
そして、時間がうまく合えば、親とスカイプをして、日記を書く。ワインを飲んで気持ちよくなれば、パソコンで曲を流しながら軽く口ずさむ。そんな情景がじわじわと浮かび上がってくるような気がする。
思い出というのは、常に美しいものではない。しかし、たいていの場合においては、私の脳内で変換され美かれれるものなのだ。ビールにまつわる思い出はいくつもある。
果物のように甘いビールを飲みながら、友人の部屋でちいさrなギターのコンサートを開いて聞いたこと、昼間から授業の長い空き時間をもてあまして、噴水にもたれながらビールをのでしまったこと。友達の家で、皆でそれぞれの国の料理を作りながら、ビールで乾杯したこと。
どれも本当にわずかの間に起こったことだ。あっという間に過ぎ去ってしまった過去だ。でも、それが懐かしい。
今、私はフランスに滞在していた時ほど多くはビールを飲まない。フランスにいるときが異常だったのだと今なら自覚している。自由気ままな生活でアルコール摂取量が明らかに多かった。だが、今はそんなむちゃな飲み方をするほど、ストレスも悲しみも抱えてはいない。
今度フランスへ行く時は、またビールを多く飲むかもしれない。ただ、その時は、あの頃の思い出を持って、ゆっくりと過去を味わいつつ飲んでいきたい。
PR
この記事にコメントする