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J'ai fait du thé à sa maison en France.


蓬莱卓(ほうらいじょく)というものを知っているだろうか。今日、茶道で飾られていたお棚がそういう名前であった。

表千家13代家元、即中斎宗左が好んでいた棚であるらしい。

茶道の先生は、しばしば私と姉に茶道具や、お掛け軸、茶道での自らの経験などを語ってくれるが、私はなかなか覚えることができない。しかし、長く続けることになるであろう茶道のことだ。より知っていきたいと思う。

私は茶道を5年間やっている。今年は始まったばかりだが、6年目というわけだ。
その割になかなか上達していないが、いつまでも長く続けたいと思う日本文化の一つである。

私が大学3年の頃フランスでホームステイをしていた時には、お茶をフランスで一度だけ点てたことがある。ホームステイ先のマダムの見る前で、日本から送ってもらった抹茶の粉を使って。茶道の道具は茶杓と茶筅を持ってきていたので、とにかくそれだけあれば十分だった。

フランスで買った陶器の器に抹茶の粉を入れて、茶杓でほぐす。湯沸かしポットのお湯を入れて、茶筅でシャカシャカとかき混ぜる。マダムは少しもわからないだろうに、ただ黙って、私がお茶を点てるのを見ていてくれた。

ごくごく簡略化された形での立礼(いすなどに座ったまま行う)だったが、70歳を超えるマダムには無理なく楽しんでもらいたかった。

マダムと一緒に、近くのパティスリーで買ってきたシュークリームを食べながら、お茶を飲んだ。その時のことを思うと、ひどく懐かしくなる。まだ、あれからそんなに時間はたっていないというのに。

お茶の記憶が、これからも多くの思い出を作っていけると良いと思う。

お茶で記憶を重ねていきたい。


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