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          Je lui ai maudit, et donc je suis maudite.


陰陽師などの用いる術の反動のこと、あるいは、外道な技の報いのことを逆凪、というらしい。


24日にふとつけて見たテレビで、呪いのことを話していた。神社の木に多く、ワラ人形が打ちつけてあるわけ。それは、日中多くの人の目にさらされる場所だからだと言っていた。多くの人の目にさらされ、呪われているのは誰なのかが、ワラ人形に記された名前などでわかる。それが、うわさとなり、巡り巡って本人の耳に入ってしまう。それが、呪いなのだそうだ。ある専門家によると、

「悪意あるインターネットの書き込みは『現代の呪い』」

なのだそうである。

その呪われた人と、呪った人のどちらともを救う神社というものが紹介されていたが、私の意識は、呪いの方へと傾いていった。

今日、食堂で友人と話をしていた。私は、演劇部への不満不平を漏らしていたのだ。そして、それを率いる人に対しても。それは、私の過失だ。本人のいないところで、文句や不満を長々しく話してはいけなかった。言いたいことは本人たちに伝えるべきなのだ。そうすれば、解ける誤解や、改善もみられただろう。しかし、私はそれをせず、軽い気持ちで友人とのおしゃべりのつもりで語ってしまった。

そして、今。ちょうど友人と話していた昼休みのすぐ後に、部活の後輩からのメールの着信が入っていた。メールには、「部活の後輩である自分が、同じその場にいた」、というものである。メールをみたのが夜遅かったこともあって、しばらく何故そんなことをわざわざ送って来たのかもわからず、声をかけてくれればよかったのにと、何の気なしに返信してしまった。

送信してから、私は、彼の意図に気がついたのである。彼は、私から呪いを受け、それを知った。ある意味、直接的な形で。それを私に返したのだ。彼は、冷笑的に、目に見えない意味合いを込めてこう云ったのだ。「自分は呪いをかけられたことを知っているし、その呪いをかけたのはお前だ」、と。

私は、かすかないきどおりを覚える。メールで言うくらいなら、その場で出てきて言って欲しかった。それができないのなら、より内省して欲しかった。私は愚痴や不満を漏らしたが、それは決して身勝手で的外れなことではないと考えている。部の存続にかかわる問題だから、話したのだ。語り口は大げさだったし誇張もされていただろう。ただ、本質的には、部活を行っている人たちが求めるのならば、語っても後悔はしない内容だった。

だからこそ、この反動が痛い。自らを棚上げして非難するわけにはいかない。だが、このような形で反応が返ってきたということが苦しい、と感じた。

これが、まさに呪い返しの一つなのではないだろうか。




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