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On a mangé les petits gâteaux.
姉が、以前アメリカで買ってきたカップケーキを作った。
甘かった。
もう、日本にはないだろうと断言できるような甘さだった。
甘い。とても、甘い。何がこのような味に仕上げるのだろうか。濃いコーヒーとともに食べるのが好ましい。
胃の奥まで甘い感じが残った。
ところで、先ほど、「悍ましい」という言葉の読みを知った。おぞましい。
姉の作ったカップケーキは悍ましいと形容するほどの、ぞっとするような厭わしさはなかった。
そもそも、食べ物には形容できないものなのかもしれない。
アメリカで姉の友人がハロウィンの頃プレゼントしてくれたものだったらしい。
紙に描かれたカボチャの絵が先に付いたスティックをプスプスと生地にさしてあった。
季節外れ感もあるが、まぁ悪くはない。
アメリカに姉は行く。6年。下手すれば一生。彼女に思うところは多くある。腹がたって、憎くて憎くてたまらないことがある。楽しくて、彼女と血がつながっているのを嬉しく思うこともある。あまりの身勝手さにあきれることがある。しかし、私が一番苦しかった時、救ってくれたのは彼女だった。だから私は、姉のことを本気では嫌いになれないだろうことを知っている。彼女は、文字通りフランスまで、私のために飛んできてくれた。
フランスに行っている間に、私も姉のところへ行ってみたいと思う。それは、おそらく観光などの形で。そこで、今日食べたカップケーキ以外のアメリカの味も味わってみたいと思う。
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