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Vous savez " Le Grand Chaier" ?




悪童日記を読んでいる。この物語は、戦争中の疎開先で双子の男の子が様々なことを目にしながら生活していく話らしい。そこには、かなり露骨なものや描写、表現がたびたび登場する。しかし、それを見る目は冷静である。あるいは、努めて冷静であるように描かれている気がする。

もともと作者はハンガリーの女性で、フランス人ではないのだとか。しかし、分かりやすい短い文章で、いくつもの章から成り立っている。友人のMKはこれをフランス語で読んでみたらしい。自らの研究テーマとして扱いたかったらしいのだが、あまりに簡単なフランス語の言い回しなので、お勧めできないと教授に言われたらしい。

作者、アゴタ・クリストフは、フランス人ではない。しかし、フランス語で物語が書けるまでに、習得している。見習いたいばかりである 。今読んでいる途中の、村上春樹の『遠い太鼓』というエッセイでも彼は妻から「異邦人を読めるだけの能力は持っているのに・・・」というようなことを言われている。人とと会話したりは出来ないが、原書で読めるくらいの能力はあると。これもすごいことだ。私はヴィクトル・ユゴーの作品を原書で読もうとしているが、なかなか進まない。

過去に、(ごく近い過去、あるいは現在に)フランス語を学び、聞いて読んで書いて、習得している人が居る。私も彼らに少しでも追いつきたいと思う。


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