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Nous ne sommes plus l'ecolières. 



飲み会があった。それほど多くは飲まなかったが、たくさん食べすぎたからだろうか、おなかが張っている。また、肝臓がじくじくと痛むようだ。年齢を考えたらもう酒は控えろということなのだろうか。
小さな頃の一年と大きくなってからの一年とでは全く違う。そう言われることがある。確かにそうだと思う。

小さい頃は一日が長かったし、時間の認識もあまりなかった。一年に一つ歳をとるということが小学校三年くらいまでは、どうしても納得がいかなかった。学年が上がる4月と自分の誕生日の月との差に違和感を感じていたのである。

小学校ということで思い出した。昨日、久しぶりに友人と連絡をとったのだ。私の好きな友人。小学校からの友達だ。
誘ったのは二人。しかし、一人は用事があるということだったので、別にもう一人誘ってみた。上手く行けば会えるようだ。

小学校の頃私たちは、いつも私の家で遊んでいた。マンガを読んだり、外でドッジボールをしたり。近くの本屋まで自転車で出かけたり、ゲームをしたりもした。企画者は私で、親からも仕切り屋だとからかわれたこともあった。

それが、最近では人から誘われるまではじっと動かないようなタイプへとなってしまった。なったと自分でもそう思い込んでいた。しかし、最近大学の友達とあって、そうではないのだ、と思った。

自分が逢いたいから会うのだ。遠慮なんかいらない。逢いたい気持ちを相手に伝えなければ、相手には届かない。それが、大事な友達であっても。

私は、小学校の時の友達が大好きだった。今でもすごく好きだ。それなのに、空間的時間的な距離で、みずから壁を作ってしまっていたようだ。

今月中には、友達に逢うことになる。その時は、少しだけ、小学校の時間が戻ってくるかもしれないと、ひそかに期待を抱いている。



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               J'ai trouvé un morceau de papier dans le tiroir. 


引き出しをふと開けてみたら、メモが見つかった。

私は、こうやって日々のことを書く前から、自らの身の回りで起きたことや、その時思ったこと、大事だと思ったことをメモする癖がついていた。そのおかげで、引き出しの中にしまいっぱなしになっていたこのメモを見つけることとなったわけだ。

『できればムカつかずに生きたい』。田口ランディの本である。2010年6月の18日に読了した。近くの総合図書館で借りてきて読んだものだ。その中で、

「女子高生の売春と、臓器移植の問題は本質が一緒」と話している人の言葉が載っていた。田口ランディ自身の言葉ではなかったはずだ。しかし私はその言葉にとても興味をひかれた。これらは、発想が同じなのだそうである。

自分の身体なら、自分で何をしても良いだろうという考え方。自分の身体なのだから意のままにしてもいいし、何をしても良い、そういうことだろうか。それは、自分の所有物だから、個人が裁量していいのだという考えだ、とも書いてあった。その考え方の延長に売春の問題と臓器移植の問題がある。

本当だろうか。考えとしては面白いが、どこかずれているような感じもする。

体を売れば、お金になる。臓器を移植すれば感謝される。これらの問題は本当に本質が一緒なのだろうか。

私はそうは思わない。臓器の場合は、とくに家族間においてならば、金銭のやり取りというものはない。売春は目に見える形で報酬をもらうのに対し、臓器においては勿論金銭問題も発生するだろうが、最も重要なことは、患者の治癒だ。求められるのはその患者が健康になった姿とそれに付随する感謝の気持ちだ。

明らかに目的が異なっている。臓器を提供してくれるドナーにしたって、決して「自分の体だからどうしようと勝手」といったような投げやりな気持ちではないと思う。

そういった、もやもやを、この本を読んだ当時の私は感じていたのだろう。だから、メモとしてその個所を写し取った。今、文章にしてみると自分の考えていることが整理できる。その作業を怠ったまま引き出しの奥底に閉じ込めておいたのはいただけないが、それを見つけることができて良かったと思う。

引き出しの中の売春と臓器。これらの問題を少しだけ考えることができた。







Nous somme allées au salon de thé.



明後日、友人がアメリカに行く。そう言っていた。久しぶりに会ったのは、ルピシアの紅茶の店。今年初めてだろうか。彼女は、アメリカに住んでいる別の友達に逢ってくるらしい。

海外旅行。現在これはとても気軽にできるようになったと感じる。彼女は、私がフランスに行っている間にも来てくれるらしい。

紅茶とケーキを食べながら、話したのは部活の事。共通の友人のこと。そして、旅行のこと。

私もフランスへ行ったら、旅行がしたいと思う。人が思っている以上に出不精な私は、環境に適応するのが苦手だ。見知らぬ土地で見知らぬ人と、会話をするのに激しい不安感を覚える。

しかし、短期の旅行ならまだしも、これから私が行くことになるのは留学でだ。話さないとやっていけない。そもそもそのために行くようなものだ。

その国の言葉がしゃべれるわけではない。飛行機に乗るまでの過程や持ち物チェックのされ方も知らない。それでも軽く、旅行へ行けてしまう。そんな友人を羨ましく思いつつも見習いたいと思う。

行動力と度胸。これが、私には必要だ。フランスで何度もくじけそうになるだろうが、歯を食いしばって覚えておきたいことである。甘い「チョコレートの王様」を口に運び、ニルギリを飲みながらそう思った。






Ma soeur va aller aux Etats-Unis
pour la recherche, cette année.



姉がアメリカの大学に受かった。

文字にして見ればこんなに短い。だが、彼女はそれのために一年を費やしてきた。アメリカのカンザス州。オズの魔法使いで有名だというくらいしか認識はない。それでも受かった。普段は喜びを全面的に表に出さない姉が喜んでいたのだから、相当だったのだろう。

アメリカへの留学。彼女は大学の時に一度それを経験している。また、一年に一度はアメリカへ行ってもいた。しかし、それでも研究を行うには十分でなかったようだ。もちろん、それだけが理由ではないだろうが。

彼女の性質というものがある。ひとところに落ち着いていないのだ。だから、海外や、とにかく外へ出ている。外に開かれた人なのだと思う。私は外へ行けば、必ず家の中でいるほどのリラックスした状態ではいられないから、疲れてしまう。ある程度の良識を持って行動しないといけないし、つくらなければならない。姉はそれを苦としていないように見える。

だから、アメリカ留学も、嬉しさはあれどそう負担もないのだろう。アメリカの大学へ行って、いつ戻ってくるのか。それはよくわからないらしい。それもまた、姉らしい気がする。

現代版スナフキンのような人だ。家にじっとしてなんかいられない。

スナフキンな姉は、今年アメリカへ行く。

(奇妙な鼻の形という顔の面では、私の方がスナフキンに似ているそうだ)





J'ai les cheveax bruns.



ラピッシュという店で髪を切って来た。この店の名は、「遊び心」という意味があるらしい。

髪をふた月に一度きりに行っている。私は短い髪が好きだ。勿論長くのばしていた時もあるが、今はさっぱり切った短い髪に落ち着いている。

今回、いつものスタイリストの人が、用事でいなかったため、ここのもと店長という人が切ってくれた。
彼は彼なりのこだわりのある人らしく、自らの体型維持をできなくなったら引退するつもりだと言うことや、髪を切った後のワックスのつけ方などを教えてくれた。

その中で、髪を染めることについて話が出た。彼は、以前ストレスからとても明るい色に髪を染めていたらしい。40代半ばくらいだろうか。しかし、彼の先輩のスタイリストから「そのどぎつい色は、品がない」といわれ、やや強引に色を落とされたのだとか。しかし、そうなって初めて、その「品のない色使い」に気がついたらしい。他のスタッフや客でさえも、色を変えるまでは彼に、反応を返すことができなかったそうである。

さて、私はそんな彼に黒髪が珍しいというようなことを言われた。そうだろうか。最近では茶髪のブームは去ったから、黒髪ストレートを自慢するような大学生はむしろ増えているように思う。彼は続けて「でも後ろ髪は明るいから、就活で染め直したのかと思った」といった。

私は生れてから一度も染めたことはない。珍しいことを言われるものだと思った。人は何故髪を染めるのか。変わりたい願望があるからだろうか。自らの持って生まれた色を変えたいと思うのは少し不思議な気もする。しかし、小さな変化は精神的にもプラスに働くことも確かにある。一概にどちらが良いとは言えないが、髪を染めただけで何かが大きく変わると考えてはいけないようにも思う。自分は自分でそれ以上でも以下でもないのだから、それが飛躍的に変わることはない。

なんにせよ、いつか(白髪染めも含めて)自分が髪を染めるときがきたら、「品のない色」にだけは染められたくないと思った。髪の色も。精神的にも。


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